木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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セミナー情報・ニュース

2015年05月08日
どのようにすれば~か?

本日も永井祐介氏の 『たった1日でチームを大変革する会議』 サンマーク出版 2012年からです。色々なノウハウの記載があるのですが、表現しにくいことも多いので、技術的なことだけを何点かピックアップして記載いたします。

P.43~45
「書いて→発表する」を繰り返しながら、問題を棚卸ししていく
紙に書いてから発表するメリットは、周りの人の意見に左右されず、自分の意見がテーブルに乗ることにあるとされています。紙に書いたことを読み上げるだけですので、誰でも意見が言えるようになります。また、前回お伝えしたスピーチを撲滅する効果もあります。

P.50~54
人間の発言には2種類ある。「事実、データ、客観情報」を語る場合と、「意見、主張、主観情報」を語る場合。・・・、その人の意見や主張を発表する質問となると、急に、緊張や不安などの言いづらさが起きる。それは、人間が「意見、主張、主観情報」を語る時に、「それは違う」と否定されるかもしれない恐れの感情がセットになっているからだ。

・・意見、主張する時に『私が言うには~』というフレーズを前に付けて言ってみてください。
・・「私の見方からすると」「私の経験では」という言葉を頭に付けると、相手が意見を聞きやすくなります。こうやって、誰もが「自分の意見をいっていいんだ」と思えるような環境を作っていくのです。

P.67
「どのようにすれば~か?」で解決策を本人が考えだす
「なんで?」と原因探しをするアプローチは、解決策を限定的にさせる作用があります。「どのようにすれば」と考えると、脳が解決のほうに自動的に活性化され、いろいろなアイデアが生まれやすくなります。

以下、補足コメントです。

この書籍全体を通じて著者が推奨する会議のやり方が紹介されています。上記は技術的なものをピックアップしたにすぎません。会議のやり方の改善に興味がある方はぜひ書籍を読んでみてください。実際に紹介されているやり方でやってみようという方には、ワークブックも出ていますので、そちらを使ってみるのが良いかと思います。

すごい会議ワークブック.png

ただ、1点注意が必要なのは、地方の中小企業向けにアレンジされているわけではないという点です。エッセンスの部分はどの企業でも使えると思うのですが、どちらかと言うと大手企業を前提に書かれている感がありますので、上手にアレンジしないとスムーズに流れていかない部分もあると思います。予めお伝えしておきます。

<次回はドラッカーのマネジメントに戻ります。>

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