木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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セミナー情報・ニュース

2015年09月14日
唯一の正解のない世界で生きていくために。

本日は書籍のご紹介です。伊藤真『考える訓練』(サンマーク出版 2015年8月)です。著者は司法試験短期合格者の輩出数全国トップクラスの伊藤塾の塾長をされている方です。

考える訓練.jpeg

自分が法学部出身で、大学も司法試験を受験する人が多いという環境にあったため、伊藤塾の存在は前から知っていました。先日、たまたま夜の会合前に本屋に立ち寄ったところ、平積みしてあったので懐かしくなって購入。さくっと読んでみた次第です。帯に「唯一の正解のない世界で生きていくために。」と記載があるように、経営について考えるヒントがあったので、以下、引用します。

P.24
関係性に注目する「横展開」アプローチ
物事を考えるときは、「関連性」や「関係性」に注目すると、考えるとっかかりを見つけやすい。世の中にあるものは、すべてそれひとつでは存在していない。物事も出来事も制度も人間も、必ず何かの関係性の中に存在している。関係性に注目するのも、考えられるようになる一つの訓練である。

P.26,27
とことん深掘りする「縦展開」アプローチ
関係性に注目して横に広げていくのが「横展開」の方法だとすると、ひとつの対象だけをマニアックに「深掘り」していくやり方もある。これは「横展開」に対して、「縦展開」といえる。

P.29,30
「共通点」と「相違点」を見つける訓練
関係性、関連性を考えるとき、漠然と「関係性を考えよう」と思っても、考えが前に進まないことがある。そんなとき、「関係性の種類を洗い出す」と、考えるきっかけになりやすい。つまり、「考える」とは、「相互の関係性の種類を見つけ出すこと」だと言っても言い過ぎではないと思う。関係性には、「大・小」や「含む・含まれない」「正・反・合」「原因・結果」などさまざまな種類がある。そして、それらを見つける一番効果的な方法が「比べる」である。「比べる」とは、「共通点」と「相違点」を見つけ出すことだ。対象を比較して、共通する点、相違する点を見つけていく。「分析する」という言い方をすることもある。

P.33
「あれっ?」と思うほど、極端に振り切ってみる
自分の考えがいまひとつはっきりしなかったり、その答えでいいのかどうかわからなかったりするときは、荒治療の方法がある。それは、「自分の考えを極端なまでに徹底させる」というものだ。あえて極端まで突っ走ると、はっきりしなかった「本質」が見えてくることがあるのだ。

長くなりますし、少し抽象度が高く難しいと思いますので、今日はここまでとします。

<明日は続きです。法律家が日常的に使っている考え方、等をご紹介します>

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