セミナー情報・ニュース
前回の投稿で、「科学的問題解決法」 について取り上げました。
弊社では、この考え方を応用し、写真のようなA3一枚の紙を使い、経営戦略を整理するお手伝いを
させていただいております。
内容をお見せしてしまうと弊社のお客様に不利益をもたらしてしまうので、もやっとしか感じでしかアップできず恐縮です。
このA3一枚の紙。
弊社のお客様にご協力していただき、実際に導入する前に色々とデータ取りをしました。
そうすると面白い傾向が掴めました。業績が良い所、悪い所で明確な差が出たのです。
良い所は3分で簡単に埋まる。「う~ん」と言って、一文字も埋められない会社もあり、そこは残念ながら業績があまりよくない。
このデータ取りをし、明確な相関関係を得ているので、弊社では自信を持ってこのコンサル手法をご提供しております。
さて、今回は、竹田陽一『プロ☆社長』中経出版 2006年 の続きです。
本日は P.19,20,72,73から。
P.19
忘れてはならないものの一つに、どんな業界にも多数の競争相手がいて、お互いにお客を取り合っているという事実がある。
お客が商品やサービスを買うときは、当然競争相手と比較して判断するので、経営の大事なところは競争相手に勝てるようにしなければ、お客から見捨てられることになる。
P.20
経営パワーは「商品力(サービス力)」と「営業力」の2つによって作り出されるから、そのパワーをムダなく有効に投入するには、
・「どこ」の地域の
・「だれ」に対して
投入するのか「目標」をはっきり決めておくことが欠かせない。
P.72,73
広義の戦略と戦術のウエイトは「6対1」になる。
「戦術上の失敗は戦略でカバーできるが、戦略上の失敗は戦術でカバーすることができない」
以下、補足コメントです。
皆様、競争相手のこと、どの位意識しているでしょうか。
お客様や自社のこと、さらには仕入先等のことはよく考えていると思います。しかし、意外に競争相手のことは考えていない企業が多いと思います。
あなたの競争相手はどこになりますか? 何社ありますか? どの位の力関係になっていますか?
竹田ランチェスターの肝は「目標設定」にあると私は考えております。①商品・サービス、②地域、③業界・客層の中心になるものと、どこまで広がりを持たせるのかの範囲。そこを明確にし、持てる経営資源を集中的に投入する。
言われてみれば当たり前のことですが、意外に明確になっていない会社が多いように思えます。
それから戦略と戦術。違いを説明できますか?
これも明確に整理できている経営者の方は少ないと思います。
そんな区別が必要かと思われれるかもしれませんが、ここの整理がつくと、経営者としての時間の使い方や勉強の仕方が変わってきます。
経営者は明確にこの違いを説明できるようになるべきだと私は考えます。
<続く>