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2015年05月11日
仕事の生産性向上は自己実現の第一歩
本日はP.F.ドラッカーのマネジメントの続きです。
P.F.ドラッカー 『【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則』 ダイヤモンド社 2001年 P.62
P.62
自己実現の第一歩は、仕事を生産的なものにすることである。仕事が要求するものを理解し、仕事を人の働きに即したものにしなければならない。科学的管理法すなわち仕事の客観的な組み立ては、自己実現に矛盾しない。別のものであっても、補い合うものである。・・・
さらに基本的なこととして、成果すなわち仕事からのアウトプットを中心に考えなければならない。技能や知識など仕事へのインプットからスタートしてはならない。それらは道具にすぎない。いかなる道具を、いつ何のために使うかはアウトプットによって規定される。
以下、補足コメントです。
以前も投稿したと思いますが、キャッシュフローコーチ®の師匠である和仁達也先生は、「ワンアクションスリーゴール」ということをことあるごとに言われます。1つのインプットで3つはアウトプットができるように意識せよという教えです。裏を返すと、アウトプットを最大限意識して、インプットをしようという教えです。
この順番を徹底的に意識することで、仕事が生産的になり、結果良い仕事もできるようになると考えます。1つの仕事が生産的になると仕事全体に余裕が生まれてくるので、もっと多くの仕事ができるようになり、結果、自身の人生そのものが豊かになっていくのだと考えます。
ドラッカーが言っていることは、言われてみれば当たり前のことばかりなのですが、それをシンプルに言葉にしていることがすごいことだと思います。シンプルすぎて難解な点も多いのですが。
<次回は第16回ランチェスター戦略短期集中マスター講座の模様をご紹介いたします>