木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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2015年06月04日
「円」で表現できない世界。「円」で表現する世界。

突然ですが、経営計画を立てて経営をしていますか?

売上目標はあります。大まかな経営方針はあります。
だけど、経営計画と言えるほどのものは作っていません・・。
私の経験からはそういう会社が多いのではと感じております。

では、なぜ経営計画を策定しない会社が多いのか。
おそらく一番多い回答が、未来のことはわからない、から。
どうせ「絵に描いた餅」になるからということでしょう。

しかし、経営計画を立案する目的は、未来を「予想」することにはありません。もちろん、その「予想」が当たった・外れたを見るためでもありません。

どういう未来を作っていきたいのかという経営者の「意思」を客観的な「数字」というもので表現するのが経営計画立案という作業だと私は捉えております。

過去に経営計画を作ってみたけれど、役に立たなかった。そういう経験をお持ちの方もいるかと思います。その場合、おそらく数値の裏付けとなる「施策」、「アクションプラン」が無かったか・弱かったか、あったとしてもその進捗管理が徹底されなかったから役に立たなかったのだと思います。


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プロセス指標 ⇒ 結果指標 ⇒ 財務的成果

「原因」があって「結果」があります。
「円」で表現できない活動があって、最後「円」で表現されます。

いきなり最後の財務的成果である「円」を求めることが難しいことは皆さんわかっていると思います。ですが、どうしても試算表や決算書で表現される「円」に興味・関心がいきがちです。
しかし、その前のプロセスをいかに管理するか、そこが経営では肝になってくるかと思っています。当たり前の話なのですが。

「円」で表現できない世界と「円」で表現する世界。

「円」で表現する世界にいるからこそ、「円」で表現できない世界の重要性がわかります。「円」で表現する世界にいるからこそ、「円」で表現できない世界でもっとお役に立てる気がしています。そんな思いが強まった昨日の研修でした。

<明日はメルマガについて、月曜は経営計画の続きについて投稿したいと思っています>

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