来る9月17日(木)に「第45回ビジネス倶楽部」を開催します。今回は初のオンラインでの開催となります。

前回、6月に開催を予定していたビジネス倶楽部は、新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止とさせていただきました。

ビジネス倶楽部の目的の一つに会員相互の交流がありますが、今回もこの状況下では集合しての開催は難しいと判断しました。

その代わり、オンラインでの講演会のみとはなりますが、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使ってのグループディスカッションをする等、会員相互に交流できる工夫を盛り込むつもりでいます。

そして気になる今回の講演内容ですが、熊本大学准教授の苫野一徳氏より『「本質観取」と経営』をテーマにご講演いただく予定です。
苫野一徳氏は日本を代表する哲学者・教育学者であり、数多くの書籍を執筆なさっております。

その中で、今回の講演の前にぜひ読んでおいてほしいと言われた１冊があります。

『はじめての哲学的思考』（ちくまプリマー新書出版）です。

この本は、難しいといわれている哲学的思考法を、初学者にもわかりやすく説明してくれています。
「一般化のワナ」、「共通了解」、「相互承認」、「本質観取」、
このようなキーワードから哲学的思考法を知ることができます。

本の最後には、以下のように綴られています。

『多くの“答え”の見えない問題を抱える現代において、僕は哲学的思考こそがひとつの大きな希望だと考えています。そうあってほしいと思っています。対立から共通了解へ。そして相互承認へ。そんな哲学の思考の方法を、こんな時代だからこそ、より多くの人が身につけられたなら…。そんなささやかな願いが、この本には込められています。』

ビジネス倶楽部の講演の中で、哲学的思考を経営に用いるその手法をお聞きいただけると思います。
ぜひ楽しみにお待ちください。