セミナー情報・ニュース
昨日、農業経営の専門家派遣に木村昌宏が税理士・社会保険労務士として行ってきました。
弊社では、ある種類の農家がありがたいことに口コミ・紹介で増えていった経緯があります。
その関係もあり、公益社団法人静岡県農業振興公社が実施している「経営体支援専門家派遣事業」に税理士・社会保険労務士として登録をしてくださいと以前に依頼を受けたのがきっかけで専門家登録をしています。
今回は花木農家さんからのご相談でした。
まず、お仕事の概要と現状のお悩みを丁寧にヒアリングさせてもらいました。
その中から、一番気になっているという社会保険制度についてまずは説明をしました。
スタッフさんの社会保険加入(任意適用)による経費負担増も心配されていましたので、続いて確定申告書を見ての財務内容分析に移っていきました。
今後諸経費の高騰も見込まれましたので、それらを踏まえてどうすれば利益が出していけるのかを一緒に考えました。さらに、今後も攻めの経営を行うのか、攻めをやめ着実に利益が出せる体制にしていくのか。あらゆる角度から一緒に考えていきました。
2時間ほどの経営相談でしたが、相談者から最後に、
「いつもはこんなに話を聞いてもらえることはない。上手に話を聞いてくれて、頭の中がスッキリしました。」と言っていただけました。
単発の経営相談となると時間も限られますし、継続的なサポートをすることはできません。そのため「気づき」や「思考の整理」に重きを置き、相談後にご自身で意思決定をしていける助けになれば良いなと思って相談を受けておりますので、とても嬉しかったです。
今回、稲取の静岡県農林技術研究所伊豆農業研究センターでの相談業務で、距離は少し遠かったのですが、その移動の疲れも吹き飛びました。
ちなみに、今年は河津桜はまだ咲いていませんでした。
やはり今年は寒く、咲きが遅いようです。