セミナー情報・ニュース
2010年11月29日
NPO法人会計基準勉強会
先週11月27日、東部パレット主催のNPO法人会計基準勉強会に参加してきました。
正確に言うと、後半の個別相談要員として参加してきたという感じです。
この新しいNPO法人会計基準ですが、基本的には良いと思ってます。
公益法人の新しい基準に近く、私が指導させていただいているNPO法人で取り入れているものに近い形となっているからです。
ただ、3点ほど気になる点があります。
1 今回の基準の一番の特徴点でもありますが・・
ボランティアを受け入れている場合で、外部資料等によって客観的に把握できる場合には、それを活動計算書で表現できる点。
客観的に把握ってどんなでしょう?
悪用されないか心配です。
2 事業費と管理費
この二つを分ける必要はあるのでしょうか。
部門で事業を把握していくのであれば、法人会計部門を作ることで、管理費がある必要性は全くなくなる気がしてしまいます。
3 実際の現場で理解が進むのか?
基準自体は注記までで31しかないので、非常にシンプルですが、NPO法人の会計担当者にとって、按分計算や発生主義は少し難しい気がします。
以上、勉強会に参加しての感想です。
平成23年1月22日にも相談会を行う予定です。
NPO法人の皆様、ぜひご参加ください(詳細は東部パレット様へ)。
もちろん、直接事務所にご連絡いただいても、ご相談を受け賜ります。
気軽にご活用ください。
税理士・社会保険労務士 木村昌宏