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Jayのハイパワー・マーケティングの最後になります。
ジェイ・エイブラハム『ハイパワー・マーケティング』 インデックス・コミュニケーションズ 2005年 P.273
今回はある歯科医の事例を引用します。
流れがありますので、長いですが、ほぼ原文そのままの引用です。
P.273
患者にフォローコールの電話をする歯科医の話
私はある歯科医に、患者と頻繁に連絡をとるようにすすめたことがある。
その後、彼は治療のすんだ患者に電話をするようになった。
電話をかけて、挨拶かたがた治療後の経過を聞くのだ。
まず、これを治療後すぐにする。
そしてカレンダーに印をつけて、また一週間後に電話をかける。
さらに、そこでもカレンダーに印をつけ、一か月後にもう一度電話をかけるのだ。
あなたはそんな歯科医にかかった経験があるだろうか。
もし、歯の治療が終わった二、三日後に歯科医から電話がかかってきたら、患者はどう思うだろう。さらに一週間後に電話がかかってきて、痛みは完全に治まったかと尋ねられたら、どう思うだろうか。
たぶん、びっくりするに違いない。
一か月後に再発、痛み、炎症など問題はないか歯科医から電話がかかってきたら、あなたならどんな気持ちになるだろう。
おそらくこれまで治療を受けたどの歯科医よりも、この歯科医ははるかにあなたのことを気にかけてくれていると感じるのではないだろうか。
この歯科医の印象が強く残り、友人との話題にも上がるようになるだろう。そして、これから先もずっとこの歯科医にかかろうと思うのではないだろうか。家族全員をこの歯科医に診てもらおうと思い、仕事仲間や隣人にも紹介したいと思うのではないだろうか。もちろん、多くの人はそうするに違いない。
つまり、そういうことなのだ。この簡単な努力の結果、歯科医の評判は一気にあがった。
以下、補足コメントです。
Jayの
・ビジネスを大きくするたった3つの方法
・USP
・リスクリバーサル
・卓越の戦略
・「マーケティングとはリーダーシップである」
等を数日に渡って見てきました。
本日の事例がこれらのまとめになっているかと思います。
「クライアントとの関係を維持し、深める戦略」は「戦略」とはなっておりますが、ビジネスをする上ですごく大切な、考えてみれば当たり前のことを伝えてくれていると思います。
「あなたのことを気にかけてくれている」。
今回は歯科医の事例でしたが、皆様のビジネスにぜひ置き換えて考えてみてください。
以下の写真はJayのサインと言われております。
研修の特典でJayのサイン本がもらえると言われ購入したものです。
<次回以降はドラッカーのマネジメントについての投稿を予定しています>