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今日は珍しく税務の話です。
と言いましても、難しい話ではなく、届出書のことです。
最近、自社で定款を作ったり、登記をする会社が増えてきたように思います。そして、税務署への届出も自社で行い、できれば税務申告も自分達で、という会社も増えてきている気がします。PCや会計ソフトが安くなり、会計ソフトへの入力等も簡単になってきたので当然の流れかと思います。
ただ、やはりいくらネットに情報がたくさんあるからといっても、その分野の専門家とそうでない方とでは、情報格差があるのも事実かなと思える事例が2回続きました。情報は落ちていても、どの情報を取りに行くのかを決めないと、情報そのものを正しく取りに行けないからです。
1つは、税務署への届出書類の内容不備です。正確には、内容不備というか、青色申告の承認申請書の提出期限を守れずに、初年度が白色申告になってしまったパターンです。もう1つが会社の設立日と決算期をしっかりと考えずに登記してしまい、初年度の事業日数が4日だけになってしまったパターンです。このケースの場合、青色申告の承認期限が4日間だけになってしまい申請書を期限内に提出できず、1期目、2期目と白色申告になってしまいました。両方とも後日ご相談に来られた時に上記の事実が判明しました。
法人設立や個人事業開業のタイミングでご相談いただけていれば、このように白色申告になってしまい青色申告の特典を受けられないという事態は避けられたかと思います。経費を安くしようとして、結果、税務上の優遇を受けられずにかえって出費が増えてしまった、そのようなケースを最近はよく見かけるようになっています。これは税理士の情報提供不足という点もあるかと思いますので、私達も反省しないといけないと思っております。
相談料は投資か経費か。木村への相談料はリターンを大きくするための投資である、そのように言っていただけるように今週もコツコツ頑張ります。
1社でも元気な会社を増やし、結果地域が活性化するようにという気持ちでやっておりますので、起業時はもちろん、起業時以外でも気軽にご相談いただければと思っております。もちろん、ご相談は無料ですし、ご相談だけでも全然大丈夫です。
ご参考|国税庁HP 法人の青色申告書の承認の申請について
https://www.nta.go.jp/…/shins…/annai/hojin/annai/1554_14.htm
<明日は専門家派遣について投稿予定です>