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2016年03月25日
赤と黒の監査簿
弊社では、月次税務顧問契約をしてくださっているお客様の所へは月一回必ずご訪問をさせてもらっています。
会計・税務上の正しい処理を担保することによって、経営者の方に安心感を得てもらうのは当然なのですが、それ以上に会計数値を活かしての客観的な意思決定の促進や、毎月経営改善事項を確認することによる業績改善を主眼としてやっております。
私はよく言うのですが、この作業を年に12回やった経営と、決算の時にだけ黒字だった赤字だったと出てきた数字に一喜一憂する経営とでは、どちらが業績向上に繋がりやすいでしょうか、と。
もっと言うと、年12回、10年だと120回の業績改善になります。
毎月やらなければ、10年経っても0回です。
中小企業の経営者の方は現場の仕事もあり、どうしても経営戦略立案の時間を確保したり、数字をじっくり見たりという時間が後回しになりがちです。だからこそ、私たちのような社外の人間の力を上手に利用していただき、月に一回経営についてじっくりと考えるクオリティタイムを作るしくみを導入することを私はおススメしています。
ちなみに、弊社で使っている監査簿ですが、黒字の会社は黒表紙、赤字の会社は赤表紙とさせてもらっています。お客様全員が黒表紙になることを私や弊社スタッフはもちろん、経営者自身にも一緒に目指していただきたいという思いからです。
どこまでも黒字にこだわったら、このような形になりました。