木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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2021年10月20日
僕の履歴書⑤ 就職

ガリガリだった木村少年も学生時代を経て、無事社会人に。普通に就職活動をし、普通に就職。当たり前のことではあるのだが、この業界では二代目三代目だと縁故で修業をさせてらもうこともある。私は当時はそういう裏技があることは知らず税理士事務所の合同就職説明会に行き何社か受けたと記憶している。自分は地元に戻ることが決まっていたので、同規模相当の事務所を探し応募した。いずれ地元に戻ることが決まっている私を私だったら採用しにくいのだが、ありがたいことにすぐに就職は決まった。こうして税理士業界に足を踏み入れることになる。


社会人になって
渋谷での修行時代の思い出

これは本当に偶然だったのだが、お世話になった事務所の所長と母がある団体の旅行でご一緒したことがあり、じつは知り合いだったということが後日判明。結果的に元々縁があった所に就職という形に。

職場は渋谷の道玄坂。繁華街ど真ん中。私は家こもり派なので誘惑と感じなかったが、街に繰り出すのが好きな人にとっては誘惑も多かったはず。

学生時代から東京都府中市に住んでいた。府中は暮らしやすかった。府中から渋谷までは京王線と井の頭線で約一時間。今は家を出て三秒で車に乗り、職場まで十分以内なので、自分の時間は格段に増えた。当時は少し早く家を出ると電車内で新聞や本を読めたのだが、逆に少しでも遅くなると満員電車に揺られ、立ち姿勢を維持するだけでも大変な状態だった。帰りも時間帯によっては満員。なかなか生産性の低い時間だったと今は思う。

状況もだいぶ変わり都心のテレワーク事情が気になる。ただ、私が新入社員でずっとテレワークでなくて良かったなとは思っている。けっこうな合理主義者を自認していて、家こもり派の私でも、人とリアルで会わないと仕事とは何だろうかと悩んだのではないかと思う。その点、私は上司や先輩にと本当に恵まれた。今どこまで活躍できているかはわからないが、活躍の噂が渋谷に届く位頑張ることが、私にできる最大の恩返しだと思っている。

職場ではフットサルチームを若手で作って東急上のフットサル場で試合に出たり、皆で旅行に行ったりと、仕事以外でも楽しい時間を過ごせた。静岡出身ということでフットサルでは活躍を期待をされたが、野球部とボート部だったゆえ当然活躍はできていない。

こもり派の私は早い帰宅を望むので、昼食は一刻も早く済ませていた。ただ、先輩に誘ってもらった時は絶対に断らないと決めていた。気を遣って声がけをしてくれることはありがたいし、良い情報収集・勉強の場ともなった。

行くお店といえばパンダレストラン。道玄坂中腹にある中華レストランである。私の就職が決まり、所長に母が挨拶にとなった時に行ったお店もここだった。二年位前になるだろうか。7つの習慣実践会のファシリテーター養成講座の説明会が渋谷であった。その日の夕飯はもちろんパンダレストラン。お客様も多く賑わっていた。思い出に浸りながら食べたチャーハンは懐かしい味がした(気がした)。

その事務所は私が入った時に税理士法人となり、退職後もどんどん支部が増え発展している。前職場の発展に刺激を受けながら、右も左もわからなかった私に丁寧に教育をしてくれた恩を胸に抱き、私は今日も地元企業の発展・地域の繁栄のために日々奮闘する。
(税理士・社労士・経営者)=題字も筆者

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