木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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セミナー情報・ニュース

2015年07月10日
会社をつぶす社長は 80%の”原理原則”を知らない。

本日は、以前弊社のビジネス倶楽部(講演会付の異業種交流会)でも講演をしてくださった新将明氏の『社長が押さえておくべき 30の基礎科目 経営の教科書』ダイヤモンド社 2009年を取り上げたいと思います。

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本日は息抜き投稿をと思っていたのですが、昨日多くの方に FBページに「いいね」を押していただきましたので、今日も書評でいきたいと思います。

「いいね」をしてくださった皆様ありがとうございます。毎回けっこうな長文ですので、お時間がある時に、また興味があるものを読んでいただけると嬉しく思います。
以前から「いいね」を押してくださっている方もいつもありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。

さて、本日取り上げる新将明氏ですが、ジョンソン・エンド・ジョンソンなど、グローバル・エクセレント・カンパニー(やや言い方が古いですね)と呼ばれる 6社で40 数年にわたり社長職等を歴任してきた”伝説の外資トップ”と言われる方です。

外資系・大手企業出身者なのですが、経営の原理原則を上手にまとめていますので、われわれ中小企業にもとても役に立つことがたくさん記載されています。

本日は P.42~49 を私なりにまとめてみます。
この章のタイトルが「情熱なき経営者はすぐに去れ」です。タイトルからなかなか刺激的ですね。

新氏は、経営者に求められるもっとも重要な資質は一瞬の迷いもなしに「情熱」と答えるとおっしゃっています。そしてすぐさま、ただし正しい方向に向けられた、という前提条件をつけております。さらに、「情熱」は経営者にとっての必要条件であって、十分条件ではないともしています。情熱だけがあってもそれだけではよい経営はできない。しかしそれでも、大義に基づいた情熱がトップの胸の内にみなぎっていれば、これだけで経営者に求められる能力の 51%は満たされているといえるだろう、と言っております。

よく引用しますが、ランチェスター経営の竹田陽一先生は、経営の実行要因にウェイト付をすると「願望・熱意 53%」になると言い、やはり半分以上は経営者の想いで決まってくるとしています。

新氏は、その情熱をまず燃やし、絶やさないようにするための方法として 2つ例を挙げています。

1つ目が、「短期と長期の納得目標を追いつづける」ということです。自ら進んでやってみたいと思えるような、興味や関心から生まれる情熱を感じられる目標のことである。

そして、願望と目標は違うので、願望を願望のままで終わらせないための公式も挙げています。

願望+時限設定+行動計画=目標

願望に、いつまでにやるのか、どうやってやるのかをプラスする。結果として、願望は目標へと変換されると。

納得目標は、短期( 1年程度)のものと中長期( 3~10 年)のものを持つことをおすすめする。短期の目標はあるが、中長期の納得目標は持っていないという経営者が多い。これでは、情熱の火を燃やすことはできても、燃やしつづけることはむずかしい。

もうひとつ重要なのが、納得目標を単に追いかけるのではなく追いつづけるという点。ひとつの目標を達成したら次の目標を追いかけるというように、同時並行的に複数の目標を追いつづけるのだ。こうすると、ひとつの納得目標を達成したことによる達成感や充実感が次なる目標達成に向けた”燃料”になるので、情熱の火が消えることはまずありえない。

1つ目が長くなりましたが、 2つ目方法が、情熱の火を分けてくれる人と付き合う。そして、人間とは、その人がいままでの人生のなかで会った、すべての人の総和である、という言葉を引用しています。人間は環境により大きな影響を受ける。自分が付き合う人は、広い意味の環境という概念の一部である。

以上になります。
2つ目の自分が付き合う人も環境の一部であるという言葉も重みがありますよね。この FBページも、皆様に情熱を与えられるような良い環境の一部だと思っていただけるように引き続きコツコツ投稿していきます。

<月曜はセミナー報告か、今回ペンディングした息抜き投稿をしようと思っています>

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