先日、沼津市の寿大学で弊社税理士・特定社会保険労務士の木村昌宏が相続対策セミナーの講師として登壇しました。

相続を皆が笑顔で終えられるように、想いや財産をしっかりとつないでいってもらいたい。そういう理念を共有している相続診断士の仲間と一緒に登壇しました。

セミナーでは、
・相続は全員に起こることで他人事ではないこと
・相続対策をするには少しでも早くに動いた方がやれることが増えること
・認知症等になると対策が難しくなること
・相続税を減らすことに関心が行きがちだが、残された家族がもめないようにすることが何よりもの円満な相続になること
等を伝えさせてもらいました。

このブログの事例紹介でも毎回伝えているのが、相続対策には時間がかかるので、少しでも早めに動くことが望む相続に繋がっていくということです。やはりセミナーでもそこを強調させていただきました。

弊社で受託した相続税の計算ではもちろん使える特例等を使い、少しでも税額を減らす申告をしております。しかし、財産額等の事実は当然ですが変えられません。したがって、相続税の申告の段階で受託をすると、残念ながら税額の軽減に関してもやれることは限られてしまうのです。

長い時間をかけて対策をすることで、贈与をしたり、保険の非課税枠を活用したり、遺言を書いたりとできる対策が格段に増えます。税額を減らせることはもちろんですが、何よりも残させた家族がもめないための対策が可能になるのです。

相続に不安がある方はぜひ税理士を相続税の申告だけに利用するのではなく、相続対策の段階からご利用いただければと思っています。相続税のシミュレーションができるのは免許がある税理士だけです。弊社ではきっちりとシミュレーションを行い現状を把握した上で最適な相続対策のご提案・お手伝いをさせていただいております。