セミナー情報・ニュース
3月25日、木村美都子税理士事務所内のセミナールームにて、外部講師2名をお招きしセミナーを開催しました。
第1部はライフプランニングについてです。
ライフプランニングとは、ファイナンシャルプランニングを内包し、さらに「生きがい」や「健康」といったものまでをプランニングするものです。
現在と未来、自分と家族、夢と現実など、日々ぼんやりと頭では考えているけれど、ゆっくりと時間をとって具体的には考えたことはない。そのような事柄を「ライフプラン表」という目に見える紙ベースにし、自分の人生を見つめなおす手法について勉強しました。
第2部は資産運用についてです。
「リスクとリターン」「長期分散投資」「投資信託のしくみ」「ドルコスト平均法」等、資産運用の基礎知識について勉強しました。
個人的に印象に残った話としては、「最終的には『私たちのお金』は証券市場で運用されている」ということです。具体的に言うと、預貯金も保険も年金も、最終的には株式市場や債券市場で運用され、その運用益の中から手数料等を差し引き、残りの分を利息等として支払われているということです。つまり、預貯金、保険、年金といった間接投資には、リスクを背負ってもらえるというメリットはあるけれども、そのかわりにリターンは少なくなってしまっているという現実があるのです。言われてみれば当たり前のことですが、このことに気づき、自らの責任で直接投資をすることを検討することも必要な時代になってきているのだと改めて実感しました。
第1部・第2部終了後には、個別相談会も開催し、質問等に回答させていただきました。
セミナーに参加してくださったお客様からは、「資産を効率的に運用したいので、また相談に乗って欲しい」、「投資信託に興味を持った」等、ご好評いただきました。
日曜の午後という貴重なお時間を割いていただき、また天候の悪い中ご参加いただきありがとうございました。
残念ながら、今回都合があわずご参加いただけなかった方は、ぜひ次の機会にご参加ください。
また、今回のセミナー内容のDVD・ビデオがございます。興味をお持ちの方は担当者、もしくは直接事務所にお問い合わせください。レンタルいたします。もちろん、個別のご相談にも随時乗らせていただきます。
最後になりましたが、なぜ税理士事務所がライフプランや資産運用に関するセミナーを開催するのか、ということについて一言述べさせていただきたいと思います。
先日、日本経済新聞の「大機小機」というコラムの欄に次のような記述がありました。「投信の洪水のような環境で、個人投資家が自らのニーズに適したものを選ぶことは至難の業である。専ら個人投資家を啓蒙(けいもう)し、投資家の目線で情報を提供する役割は、誰に期待したら良いのであろうか」。
この啓蒙活動の部分を私どもの事務所が担いたいと思っているのです。なぜなら、当たり前のことかもしれませんが、私どもの事務所職員全員が、お客様全員の人生をより豊かなものにしてもらいたいと願っているからです。お客様全員に人生を豊かにしていただく手段のひとつとして、人生を設計するお手伝いをすることだったり、資産運用の正しい知識を提供することがあると思っています。