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2015年04月01日
決算書が読めなくても大丈夫
第二段の書評投稿は、私のキャッシュフローコーチ®認定の師であります和仁達也先生の書籍をご紹介いたします。
和仁達也『超★ドンブリ経営のすすめ』 ダイヤモンド社 2013年 P.6
http://www.amazon.co.jp/dp/4478026122/ref=rdr_ext_tmb
P.6
社長が会社経営をする上で、決算書が読めなくても、数字に苦手意識を持っていても大丈夫です。安心してください。
その理由は、①会社の数字が正確に読めることと、正しい経営判断ができることは、別の能力だから、②正確さや細部にとらわれると、大事な幹を見落としてしまうから、この2点にあります。
以下、補足コメントです。
私は税理士ですが、和仁先生の言葉に全く異論がありません。
税務申告用に作る決算書と、経営者の方が意思決定をするために作る資料とは全く別と考えた方が良いと思うからです。
多くの経営者の方が税務申告用のルールがんじがらめの決算書から入ってしまうので、「決算書なんてみたくない」、「数字が苦手」、このようになってしまうのだと思います。
実際に、税務申告用の決算書だけを見ても、意思決定できないことも多いと思います。
言ってみれば、決算書をいかに上手に正しい意思決定をするために加工できるか、そこが重要になってくるのです。
それにはちょっとした工夫が必要で、その工夫をこれ以上ないわかりやすい言葉で教えてくれるのがこの書籍です。ぜひご一読を!
ちなみに、『超★ドンブリ経営のすすめ』は、脱ドンブリ経営を超えたという意味で、「超」がついております。ものすごいドンブリ経営を推奨しているわけではないので誤解のないように。
<続く>