木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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セミナー情報・ニュース

2022年05月19日
僕の履歴書⑪ 価値観・行動指針

前回は弊社クレドのビジョンについて紹介した。
今回はバリューについて紹介する。

ただ項目として15もある。

そのため全部は紹介できないが、どういう意図をもって定めたのか、何に影響を受け、何を参考にし、それらのバリューを策定したのかをお伝えする。

そうすることで、私たちが日々大切にしている考え方・価値観を共有できたらと考えている。


15のバリューでミッション・ビジョンの実現へ

全てのベースとなっているのは、以前も紹介した『7つの習慣®』の考え方である。

バリュー1を、「自分起点と自己責任。より良い未来のシナリオは、自分自身の手で描く」とした。
これは、7つの習慣の第1の習慣「主体的である」と第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」をベースにしている。

バリュー3は「現状を自覚し、良心を羅針盤に、原則中心の行動を取る。人格が土台。」としている。
原則中心、人格、良心という言葉も7つの習慣で大切にされている言葉である。

バリュー7「まず理解に徹する。そして理解される。勇気と思いやりはバランスを意識。」としており、これは第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」ほぼそのままである。私たちの仕事は経営者との対話であり、経営者が私たちに本当に伝えたいことを理解できないと、経営支援や法律相談の解決は成しえないと考えているからだ。なかなか難しいのが、本当に困っていることは人は意外と言語化できないということである。言葉にならない悩み、発言の真の意図を汲み、課題の核心を捉える傾聴が本当に大切だと感じている。

同時に難しいのが、経営者の話を聞きすぎてもいけないという点である。私たちは経営者から報酬をいただく立場である。しかし時に経営者の耳が痛くなるような事実を伝えなくてはならない立場にもある。このバランスが非常に難しい。

私たちは「経営者に寄り添う絶対的なパートナー」も謳っている。
いついかなる時も、その経営者の、その会社のためになるように行動をする。

しかし、それは時に見通しの良くない資金繰りの話だったり、時に法令を順守すると経営者が望むような処理ができないということでもあったりする。基軸は思いやりにあるのだが、時に勇気をもって経営者にしっかりと明確に私たちの考え方を伝えなくてはいけない場面もあるのである。

長い目で見れば、時に耳が痛いことを伝えることこそが、真の思いやりなのだと私は考えている。
報酬をいただいているからこそ、その会社のより良い未来を心底願って、今よりより良くなると信じて、経営者と本気で対話をするのである。

そういう存在でいられるために、バリュー14に「現状維持は衰退。昨日の自分を毎日超える。日々再新再生。」と規定し、皆で研鑽に努めている。私たちが経営者に負けない位の学ぶ姿勢・成長する姿勢を持つことで、経営者に良い刺激を与えられると思っている。経営者に良い情報を与え続けられるようになると思っている。

以前も出したが、これれらのバリューの大元にあるのが、「誰もが皆、“良い影響力”の起点となれる」というコアバリューである。

お客様、弊社スタッフ、地域の皆様とで、良い影響力の連鎖を作っていくために、15ものバリューが存在しているのである。

これらのバリューを日々大切にしていけば、ミッション、ビジョン、そしてこのコアバリューも自ずと実現していくものと信じている。

(税理士・社労士・経営者)=題字も筆者

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