木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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セミナー情報・ニュース

2007年09月15日
第9回ビジネス倶楽部開催

先日9月14日、沼津東急ホテルにてビジネス倶楽部を開催いたしました。
ビジネス倶楽部も発足から3年が経ち、今回が9回目の開催でした。
これも常日頃からお世話になっております皆様のおかげです。
情報発信、ビジネスマッチング、異業種交流、地域貢献等、今後も有意義な時間を過ごせる場として活用していただけるように、また税理士事務所ならではの催しができるように、今後もビジネス倶楽部を盛り上げていきたいと思います。

さて、今回は世界的規模でご活躍されている木村鋳造所(清水町)の木村博彦社長を講師にお招きして「未来の経営を切り拓く人材育成と事業承継」と題して講演をしていただきました(木村鋳造所の詳細につきましては、http://www.kimuragrp.co.jp/ をご参照ください)。

地元の勢いのある会社の社長のお話ということで、参加者も皆熱心に耳を傾け、メモを取り、木村社長のお考えを勉強している様子でした。

講演の内容について、税理士としての立場からまとめると、次のようになるかと思います。

1 「フルモールド鋳造技術を革新し、顧客に喜ばれる製品を提供する。」という具体的な経営理念を掲げている。経営理念に具体的コア技術を盛り込み、社外、社内に向けて、会社がすべきことを示している。

2 経営者は時代を読むことが大切。

3 現社長の熱い志がある。「日本の鋳物を木村鋳造所が背負って立つ」。

4 中長期の経営計画を作り、その計画に対して目標管理をするようにした。このことが今の会社の大きな礎となっている。また、経営計画を立てることによって、社内で目標を共有できるようになった。

5 社内教育の充実。社内での情報の格差を無くした。

6 ずっと人を採用ができなかったが、計画を示すことによって、人を採用できるようになった。

7 小さなことが大きくなる。因果応報。般若心経。すべてのものに時間がかかる。ゆっくりと気がつかないうちに時間が経過し、大きく変化していく。時間軸を大きく取ると、物事の移ろいが見えるようになる。やはり、長期的な計画を立てることが必要。

8 事業承継の鉄則は、長期で対策を取ること。後継者の育成(権力の承継)も、財産の移動(財産の承継)も、長期の計画を立てて行う。 ポストが人をつくる。

9 事業承継の時期を社内で表明。そうすることで、社内合意を得た。

10 次世代経営塾開催。経営学、歴史観、ビジネスモデルの限界と修正について学ばせ、考えさせている。

特に、1、4、7、8については、税理士事務所の立場からも声を大にして発言していきたい所になります。
と言いますのは、1、4,7は、私ども税理士事務所が今、力を入れているサービスである「経営計画の立案」と関連するからです。
木村美都子税理士事務所HPの事業案内のサークルの真ん中になぜ「MAS」(経営計画の立案等)を持っていっているのか。それは、中長期の経営計画を立て、それを短期(年、月、日単位まで)に落とし込むことによって初めて、今取るべき戦略がわかると思っているからです。税務計算や節税といった従来のサービスに加え、新たなサービスとして経営計画を立案するお手伝いをさせていただいております(詳細につきましては「事業案内」をご覧ください)。

8については、相続の問題と言えると思います。実際に相続が起こってからでは対策が取れません。早め早めに対策を取ることによって、本当に効果的な対策が取れるようになるわけです。「まだまだ先のことだから」ではなく、「先のことであればあるほど」今からの対策が効果的になるのです。

中長期経営計画、相続につきましては、担当者、もしくは木村美都子税理士事務所に気軽にご相談ください。

木村社長の講演があまりにすばらしかったため、長々としたビジネス倶楽部開催報告ブログになってしまいました。
木村社長、本当にすばらしいご講演をありがとうございました。

ビジネス倶楽部の模様が
  新聞に掲載されました。
  
  静岡新聞 
  平成19年9月15日朝刊

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