木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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2015年04月15日
顧客の創造

今日は、P.F.ドラッカーのマネジメントの続きです。

P.F.ドラッカー 『【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則』 ダイヤモンド社 2001年 P.15,16

P.15,16
企業の目的は、それぞれの企業の外にある。企業は社会の機関であり、その目的は社会にある。企業の目的の定義は一つしかない。それは、顧客を創造することである。

企業とは何かを決めるのは顧客である。なぜなら顧客だけが、財やサービスに対する支払いの意志を持ち、経済資源を富に、モノを財貨に変えるからである。しかも顧客が価値を認め購入するものは、財やサービスそのものではない。財やサービスが提供するもの、すなわち効用である。
企業の目的は、顧客の創造である。したがって、企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。それがマーケティングとイノベーションである。マーケティングとイノベーションだけが成果をもたらす。

以下、補足コメントです。

顧客の創造。
ランチェスター経営の竹田先生の言葉を借りてわかりやすく表現すると「お客様作り」と言えると思います。たぶん、お客様作りが重要であるということに反論される方はほとんどいないと思います。

ただ、実際、日々の経営の中でどこまでお客様のことを思って活動ができているでしょうか。

ぜひ一度1ヵ月間の仕事の棚卸をしてみてください。
その中にお客様作りの活動がどの位あるでしょうか。
自身の仕事を見える化してみると、思いのほかお客様作りの時間が少ないことがわかると思います。

 

お客様を作るには、お客様が価値を認めてくれるものを提供する以外にはなく、それは直接的な財やサービスの提供ではなく、その後ろにある効用を提供することであると言います。

 

弊社のセミナーにも来てくださったことがある藤村正宏先生の言葉を借りると、

『「モノ」を売るな! 「体験」を売れ!』 

ということになると思います。

 

マーケティング界の格言で言うと、

『ドリルを買う人が欲しいのは「穴」である』

ということになります。

ドラッカーはマーケティングについてマネジメントの中でさらに記述をしております。次回は、マーケティングについてさらに深堀していきます。

※写真はネットでドラッカーの考えを学ぶカリキュラムを受講した修了証になります。興味がある方は、ネットでもドラッカーの考え方を勉強できますので検索してみてください。

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<続く>

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