木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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2015年04月16日
マーケティングの理想は販売を不要にすること

本日もP.F.ドラッカーのマネジメントの続きです。

P.F.ドラッカー 『【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則』 ダイヤモンド社 2001年 P.16,17

P.16,17
マーケティング-顧客の欲求からスタートする

これまでマーケティングは、販売に関する全職能の遂行を意味するにすぎなかった。それではまだ販売である。われわれの製品からスタートしている。われわれの市場を探している。これに対し、真のマーケティングは顧客からスタートする。すなわち、現実、欲求、価値からスタートする。「われわらは何を売りたいか」ではなく、「顧客は何を買いたいか」を問う。「われわれの製品やサービスにできることはこれである」ではなく、「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである」と言う。
実のところ、販売とマーケティングは逆である。同じ意味でないことはもちろん、補い合い部分さえない。もちろんなんらかの販売は必要である。だがマーケティングの理想は、販売を不要にすることである。マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。


以下、補足コメントです。


マーケティングの定義って難しいですよね。
一般的には、アンケートを取ったりして市場調査をすることがマーケティングだと思っている人が多いと思います。

じつは私の中でも明確な言葉にはできていません。
ただ、「販売を不要にする活動全般」と解釈して私は日々活動をしています。

先日投稿したJayの「マーケティングとはリーダーシップである」。これも「販売する」というより、「その道のプロフェッショナルが正しい方向に導いてあげ、結果販売につながる」という発想になっていると考えます。

どちらにしろスタートは顧客の欲求であり、昨日投稿した顧客が求めている「効用」、そこをいかに掴む努力をするかが重要になってくるのだと思います。
その努力を1年、3年、5年、10年とした会社。しないで10年経過した会社。どちらの業績が良いかの答えは自ずと出てくると思います。


<金曜に財務コンサル研修とキャッシュフローコーチ補講のダブルヘッダー。土・日曜とブランドマネージャーの研修に参加してきますので、次回以降は少しその研修内容の中から皆様のお役に立ちそうな内容を速報で伝えられればと
思っています。ドラッカーはまだまだ続きます。>

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