木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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2015年06月16日
八割部下 十割部下

本日も横山信弘『絶対達成する部下の育て方』ダイヤモンド社 2011年を取り上げます。

P.6.7
「目標達成を目指す」のではなく、「どんなに悪くても目標達成」です。
・・・
定量表現された行動計画を「100%やりきる」か、「99%で終える」かでは、じつのところ意味合いが全然違います。
・・・
たとえば、行動が8割だと、期待される結果も8割出ると勘違いしている人がいます。
ですが、一つのプロセスを通過するだけで結果が出るようなことはありません。通常は、複雑なプロセスを経て、正しい結果へと導かれるのですから、何をしても8割くらいの「八割部下」は、いつまで経っても満足する成果を出すことができないのです。
一方、どんな行動も、定量表現してやりきる人を私は、・・・「十割部下」と呼んでいます。
・・
「十割部下」となることで、キツイと思う営業が増えたり、労働時間が長くなったりすることはありません。なぜならムダな仕事は自然となくなるからです。

以下、補足コメントです。

同レベルのプロセスを5つ経て成果が出る仕事があるとします。
仮に、どのプロセスも80%で良しとしてしまう人がいたとします。そうすると、この人の成果の出方は、
80%×80%×80%×80%×80% ⇒ 0.32768
となります。

どのプロセスも100%の人の成果の出方は、
100%×100%×100%×100%×100% ⇒ 100
となります。

これは極端な例ですが、八割部下と十割部下とでは、成果の出方に大きく違いが出ることをここではイメージしていただければと思います。

99%まで頑張ったのでOKとしてしまう社内風土があるのか。
残り1%が足りていない、どんなに悪くても100%目標達成としやりきる風土があるのか。

この1%に大きな違いがあるという意識を社内でどこまで持てるかによって、業績は大きく変わってくると思われます。御社の目標達成へのこだわりはどれほどでしょうか?

<明日もこの書籍の続きについて投稿しようと思っています。>

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