木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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セミナー情報・ニュース

2015年09月07日
答えは経営者の頭の中に

もう先々週の土曜日になりますが、弊社スタッフによる「経営財務コーチング」業務がスタートしました。この「経営財務コーチング」は、財務を機軸にし、「数値」を経営計画書に、「行動」をアクションプランに落とし込み、予定と実績を毎月きっちりと管理し、「業績・資金を最大化」していくことをお手伝いするサービスになります。

私が直接担当するサービスを「経営財務コンサルティング」と呼び、あえて差別化しています。私のように経営戦略やマーケティングの話まで臨機応変に対応というのは経験値の違いから難しいので、標準化できる業務までをパッケージとし、そこをスタッフに担当してもらいます。パッケージにした分少し報酬を下げてご提供することで、より多くの方に利用していただきたいとの想いもございます。

なぜパッケージ化し、スタッフでもサービス提供できるようにしたかと言いますと、私がじっくりとコンサルティングを担当できる件数はおそらく5社程度です。どんなに頑張っても10社が限界だと思っています。そうなると、サービスの提供に自ずと物理的な限界が来てしまいます。このサービスはお客様の業績・資金を最大化するのにとても良いものだと私は信じていますので、サービスを提供できるスタッフ数を増やしたいとずっと思っていたからです。

仮に経営財務コーチングサービスを15名が5社に提供できるようになれば、75社の業績・資金の向上をお手伝いできるようになります。75社が元気になれば、経営者はもちろん、その会社で働くスタッフ、関連業者も自ずと元気になると信じています。このプラスの循環を作っていくことが私たちのミッションだと思っていますので、私はこのサービスの標準化・パッケージ化に拘り、注力してきたのです。

写真は経営財務コーチングのノウハウの1つになります。いつもモザイク付の写真で申し訳ないです。守秘義務がございますのでご了承ください。経営における事象を8×6=48に分類し、それぞれについて質問をしていくことで、経営者が今気になっていることをあぶり出すシートです。赤が気になっている事項で、気になっている分野が見える化されていきます。そして、その気になっている事項にさらに質問を深掘りしていくことで、経営者の今の考えが明確な言葉になっていくのです。

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この作業を繰り返していった結果、弊社スタッフも驚くほど経営者が気になっている事由が出てきました。あとはこれを中期経営計画、中期アクションプラン、短期経営計画、短期アクションプランに落とし込んでいき、毎月予実管理をしていくのです。

日常業務から離れ、経営のことだけを考える時間を確保し、経営について本気で考えてもらうことで、経営者がやりたいこと、やらなければいけないと思っていることがより明確になっていきます。私たちはパートナー型のコンサルティングを目指していますので、経営者の頭の中を整理し、優先順位を明確にし、着実にこなしていくためのノウハウとご協力を提供することを心がけています。答えはその分野のスペシャリストである経営者の頭の中に既にあると考えているからです。

<明日は書評の予定です。デザインの本についてです。>

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