木村美都子税理士事務所 木村昌宏税理士・社労士事務所

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セミナー情報・ニュース

2015年09月10日
ブランド・ブランディング

昨日、第31回ビジネス倶楽部を開催しました。内容は、『ブランド入門ミニセミナー』。アンケートを見ると、当初ブランディングは自社には関係ないと思っていたけれど、参加してブランディングの重要性が認識できたので良かったというコメントがありました。私は、商品やサービスを提供している以上、どの会社においてもブランディングの意味をしっかりと理解し、地道に活動を続けていくことが重要だと思っていますので、今回のこのセミナーを企画した次第です。

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以下、昨日の講演の内容を簡単にまとめます。

<企業にとってのブランディングのメリット>
・プレミアム価格での販売が可能になる。
 1円でも高く買ってもらえるようになる。
・マーケティング効率が高まる
・参入障壁を築くことができる
・自社内の意識統一と社員モチベーションの向上

<ブランディングの前に、そもそも経済活動とは何か>
必ず消費者・顧客が皆1つは持っている「悩み、問題、欲求、希望など」を商品・サービスという形に変えて解消、解決していく行為。

<ブランディング(ブランド戦略)の位置づけ>
経営戦略→マーケティング戦略→ブランド戦略 
という順で成り立つもの。ブランディングとは、経営戦略から派生する一貫した活動である。

<ブランドの定義>
ある特定の商品やサービスが消費者・顧客によって識別されているとき、その商品やサービスを「ブランド」と呼ぶ。そして、ブランドの状態には良く識別されている状態である「ブランドプラス」と悪く識別されている状態である「ブランドマイナス」という状態がある。購買につながるように識別されることが重要である。

<ブランドの再認・再生>
・ブランド再認:ロゴマークや色などのブランド要素に触れた時に、特定のブランドを思い出すこと。
・ブランド再生:消費者・顧客に特定のニーズが発生した際に、特定のブランドを思い起こすこと。
それぞれの目的でやるべき活動が変わる。

<ブランディングとは>
消費者の「こう思う」(ブランド・イメージ) 
と 
企業側の「こう思われたい」(ブランド・アイデンティティ) を 
イコールにするために、刺激をコントロールしていく活動。
刺激とは、ロゴやキャッチコピー、ネーミング等(ブランド要素)、これらと接触する全ての機会(ブランド体験)をいう。

<ブランド・アイデンティティ>
企業の提供する価値を端的な言葉で表したもの。
・サードプレイス スターバックス
・第二の我が家 リッツカールトン
・黒字の黒子 木村昌宏

ブランディングとは、先にお客様を喜ばせることから入る活動なので、誰もマイナスにならない良い活動である。

以上になります。ご参考までに。
以前も紹介しましたが、ブランド・マネージャー認定協会から書籍が出ています。もっとしっかりと勉強したい方はこちらをどうぞ。

http://www.brand-mgr.org/bm_book/

<明日は名刺変更・クレドカード作成の進捗状況について投稿予定です>

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