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先日、嬉しいことを言っていただきました。
「活躍されている人の側にはいつも木村さんがいますよね」、と。”黒字の黒子”を名乗っているので、「木村さん最近ご活躍ですね」、と言われるよりも嬉しい言葉だったりします。
同様に「黒子感が半端ない」という言葉も嬉しかったりします。
さて、本日も、岩崎邦彦『引き算する勇気 会社を強くする逆転発想』(日本経済新聞出版社 2015年9月)からです。この書籍、けっこうなドッグイヤーになりました。
P.257~260
引き算して、掛け算する モノで絞り、コトで広げる
「引き算の戦略」ともっとも相性が良いのが「掛け算の戦略」であり、もっとも相性が悪いのは「足し算の戦略」だ。
どちらでワインを買いたいか?
A店 ワインとビールと焼酎を提供する店
B店 ワインとチーズとパスタソースを提供する店
回答結果は、
A店:25.4% B店:74.6%。
A店の品ぞろえは、「飲みもの」という、モノつながりの発想だ。一方、B店の品ぞろえは「ワインのある食卓」というコトつながりの発想である。
A店が「足し算の戦略」、B店が「掛け算の戦略」になる。
「足し算の戦略」は、「aが売れないから、bも売ってみよう」となる。
「掛け算の戦略」は、「コト」(利用シーン)を中心に発想するので、全体にハーモニーが生まれ、増やしてもシンプルさが保たれる。「aの価値を上げるために、bも売ってみよう」というのが掛け算の発想である。
以上、抜粋引用です。
「多ければ安心」、「増やせば誰かはどこかに惹かれて引っかかるだろう」、「たくさんあればリスクは分散するだろう」と思ってしまいがちです。しかし、とりあえず増やしたところで、それに集中している企業にはかなわない。「念のため」、「とりあえず」、「一応」は、足し算を促進する危険な言葉であると48ページで解説があります。
ランチェスター戦略のテキストの中にも、「総合」という言葉の利用禁止というフレーズが出てきます。総合禁止の意味をわかりやすく説明してありましたので紹介させていただきました。
<次回は研修報告の予定です>