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2007年08月03日
「会計学は倫理だ」
今回は前回の本に続きまして、新聞の記事についてコメントしたいと思います。
2007年7月12日の日経新聞夕刊の24ページ「こころの玉手箱」の記事についてです。
シャープ相談役の辻晴雄さんが書かれたコラムです。
その中で「管理会計」という言葉の生みの親と言われている青木倫太郎先生について書かれています。
そして、青木先生は管理会計を「会社の重役が知らねばならない会計の知識」と定義していること。「会計学は倫理だ」という持論を持っていたことについて記述しています。
「会計学は倫理だ」という意味は、数字はごまかせるから恐ろしい。会計を預る者はいかなる圧力にも屈しない倫理観と誠実さを持たねばならないという意味だと記述しています。
「会計学は倫理」。
この言葉は本当に重みがある言葉だと思います。
会計不正に関する報道等を見るにつれ、つくづくそう思います。
「そうだ、会計は倫理だ」と思われた方。
青木倫太郎先生の『管理会計』、夏休みの読書にいかがでしょうか。
なかなか入手困難だと思いますが。